ローソク足を組み合わせた見方
相場チャート分析では、時間軸ごとに自動で次々に新しいローソク足が生成されていきます。
これは前に生成されたローソク足を次のローソク足で上書きされるようなイメージにりますが、このような見方ができると相場状況の把握、転換を早めに察知することができるようになります。
▼ローソク足組み合わせの例
「とんかち」と考えることができ、相場が反転する兆候があると捉えます。
▼こちらの記事でローソク足について理解を深めることができます
ローソク足の組み合わせの名前
ローソク足の組み合わせには様々な種類があり、それぞれに呼び方と重要な意味が存在しているので図を使ってご説明します。
左側のグレー色部分2本が右の1本に合成されるとして見て下さい。
あて首線(あてくびせん)
直前のローソク足の終値より下から始まり、そのローソク足の終値まで戻らない組み合わせ。買いの反撃もここまでとの見方から、依然売り勢力が強いと判断できる。
入り首線(いりくびせん)
直前のローソク足の終値より下から始まり、そのローソク足の終値に少し入り込む組み合わせ。これも依然売り勢力が強い状態と判断できる。
差し込み線(さしこみせん)
直前のローソク足の終値より下から始まり、そのローソク足の中心付近に入り込む組み合わせ。強力な買い勢力が出たと判断もできるが、だましで終わることも多い。
切り込み線(きりこみせん)
直前のローソク足の終値より下から始まり、そのローソク足の中心に入り込む組み合わせ。売り勢力が弱くなり相場が反転する可能性が出たと判断できる。
包み線(つつみせん)
直前のローソク足を完全に包んだ形で「からかさ」になり、相場の転換のサインとなる重要な組み合わせ。つつみ足とも言う。
はらみ線(はらみせん)
直前のローソク足のレンジ内で収まる形で「とんかち」になり、相場転換の暗示となる重要な組み合わせ。はらみ足とも言う。
ローソク足の並びのパターン
こちらはローソク足が何本も並んだ状態でのパターンとなります。
陽線・陰線のローソク足の本数を正確に覚える必要なく、大体の雰囲気や並び方の形で覚えて大丈夫です。
上値遊び(うわねあそび)
保合いでひょいっと上値が出るパターン。そのまま上に行くこともあるが、また戻されることも良くある。
下値遊び(したねあそび)
保合いでひょいっと下値が出るパターン。そのまま下に行くこともあるが、また戻ってくることも良くある。
団子天井(だんごてんじょう)
同じような値動きで天井が抑えられているパターン。この場合下へ動くことが多い。
なべ底(なべぞこ)
団子天井の反対で、同じような値動きで底が抑えられているパターン。鍋の底のような形をしていて、この場合上に動くことが多い。
毛抜き天井(けぬきてんじょう)
同じような高さのローソク足が並んで天井を抑えらるパターン。毛抜きの形に似ていることから毛抜き天井という。下落のサインとして捉える。
毛抜き底(けぬきぞこ)
毛抜き天井の逆パターンで、同じような高さのローソク足が並んで底を叩く。上昇のサインとして捉える。
ローソク足の形について
ローソク足には陽線・陰線があり四本値から生成されますが、ローソク足の形や組み合わせの捉え方は人によって微妙に異なるのでおおよその形で判断すると良いと思います。
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