ローソク足の四本値
ローソク足は始値・終値・安値・高値の4つの重要な価格から形成され、
この4つの価格のことを四本値(よんほんね)と言います。
▼ローソク足の四本値
- 始値 …その期間内で取引が開始された価格
- 終値 …その期間内で取引が終了した価格
- 安値 …その期間内で一番安く取引された価格
- 高値 …その期間内で一番高く取引された価格
陽線と陰線
ローソク足には買われ方を表す陽線(ようせん)と
売られ方を表す陰線(いんせん)があります。
陽線(ようせん)
上の図は陽線(ようせん)と言われる、買いが先行して形成されたローソク足になります。
始値から安値の間の細くなっている部分を下髭(したひげ)と言い、終値から高値の細くなっている部分を上髭(うわひげ)と言います。また、始値から終値の間の太くなっている部分のことを実体(じったい)と言います。
買いが先行して形成されたローソク足は、価格が上がった取引なので終値が始値よりも上になります。
陰線(いんせん)
上の図は陰線(いんせん)と言われる、売りが先行して形成されたローソク足になります。
売りが先行して形成されたローソク足は、価格が下がった取引なので終値が始値よりも下になります。
ローソク足の色
ローソク足の色は使うチャートソフトで自由に色を変えることができます。
この記事では、陽線は赤・陰線は青で表現していますが、反対に設定している方も多く見かけます。色の指定に特に決まりは無く、トレードする際に自分が見やすい色に自由に設定する事ができます。
陽線のローソク足の種類と意味
ローソク足はその時の取引状態で実に様々な形が形成され、
そのおおよその形によって呼び方や意味が存在するのでご紹介します。
陽線ローソク足のご紹介です。
大陽線
陽の丸坊主(ようのまるぼうず)
次の上昇率 70%
陽の大引坊主(ようのおおびけぼうず)
次の上昇率 65%
陽の寄付坊主(ようのよりつきぼうず)
次の上昇率 60%
大陽線(だいようせん)
次の上昇率 58%
下影陽線・上影陽線
下影陽線(したかげようせん)
「からかさ」「首吊り線」とも言い、出現した場合トレンド転換する可能性が高い。
上影陽線(うわかげようせん)
「とんかち」とも言い、出現した場合トレンド転換する可能性が高い。
小陽線
極線(きわみせん)
「コマ」「星」とも言い、保合・反転・継続を意味している。
陰線のローソク足の種類と意味
陽線の反対の意味になるものが多いです。
陰線のローソク足のご紹介です。
大陰線
陰の丸坊主(いんのまるぼうず)
次の下落率 70%
陰の大引坊主(いんのおおびけぼうず)
次の下落率 65%
陰の寄付坊主(いんのよりつきぼうず)
次の下落率 60%
大陰線(だいいんせん)
次の下落率 58%
下影陰線・上影陰線
下影陰線(したかげいんせん)
「からかさ」「首吊り線」「たくり線」とも言い、出現した場合トレンド転換する可能性が高い。
上影陰線(うわかげいんせん)
「とんかち」とも言い、出現した場合トレンド転換する可能性が高い。
小陰線
極線(きわみせん)
「コマ」「星」とも言い、保合・反転・継続を意味している。
その他のローソク足の種類と意味
陽線・陰線のどちらでもない始値と終値が同じになったローソク足です。
寄引同時線(よりひけどうじせん)
とんぼ
始値と終値が同じローソク足で相場の転換を示唆する。
塔婆(とうば)
始値と終値が同じローソク足で相場の転換を示唆する。
ローソク足は株式・FX為替・仮想通貨のあらゆる金融取引で使われる、相場を読む基本ツールとなっているので理解を深めておきましょう。
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