テクニカル分析の定義とグランビルの法則

アイキャッチ画像 相場基礎知識

テクニカル分析とは

テクニカル分析とは過去の価格の動きから将来の価格を予測する事です。

テクニカル分析の画像

上の図はMT4というチャートソフトを使ってドル円の値動きをチャートに表示させています。

チャート画面では、時間軸ごとに右側に新しいローソク足が次々に生成されていきます。テクニカル分析では、このローソク足単体やローソク足の集合体、チャート全体の形などから将来の価格を予測して利益を上げていきます。

テクニカル分析の定義

  1. 全ての事象は価格に織り込まれている
  2. 価格の動きはトレンドを形成する
  3. 歴史は繰り返す

全ての事象は価格に織り込まれている

チャートには世の中の事件や経済ショックあらゆる事象が形になって現れていきます。

最近はインターネットの普及によって、スマホやパソコンで瞬時に情報にアクセスすることができるようになり、ある程度の想定できる事柄についてはチャート上で「価格は織り込み済み」となっていて特に目立った反応を見せない場合もありますが、予想外の事件が起きた場合は価格がチャート上で激しい動きを見せています。

価格の動きはトレンドを形成する

経済学では価格の動きにはランダムウォークトレンドウォークの2種類があるとされています。

ランダムウォーク

ランダムウォークの画像

ぴょこぴょこと違う方向へ動く決まった動きが無い状態で、初心者はこのような相場では利益が出しにくい。

トレンドウォーク

トレンドウォークの画像

一定の方向へ動き価格の予測がしやすい状態で、相場初心者はまずトレンドウォークで売買の経験を積んだ方が良い。

歴史は繰り返す

全く同じではないものの、過去に合ったことはまた似たようなことが起こるということ。

チャート上の価格の動きも頻繁に似たような動きを繰り返して相場はできています。

グランビルの法則

アメリカのチャート分析家ジョゼフ・E・グランビル氏が考案した、移動平均線の方向と乖離(かいり)の仕方から分析する4通りの買い、4通りの売りからなる8つの売買法則です。

▼こちらの記事で移動平均線について理解を深めることができます

移動平均線の見方と使い方

グランビルの法則の画像

▼4つの買いポイント

  1. 移動平均線が上向きになりかけで価格が下から上に抜けた場合
  2. 移動平均線が上向きで、価格が一度移動平均線を割り、また上に抜けた場合
  3. 移動平均線が上向きで、価格が移動平均線に近づいて再度上がった場合
  4. 価格が移動平均線から大きく下に乖離(かいり)した場合

▼4つの売りポイント

  1. 移動平均線が下向きになりかけで価格が上から下に抜けた場合
  2. 移動平均線が下向きで、価格が一度移動平均線を割り、また下に抜けた場合
  3. 移動平均線が下向きで、価格が移動平均線に近づいて再度下がった場合
  4. 価格が移動平均線から大きく上に乖離(かいり)した場合

グランビルの法則はとても有名で売買の基本となる形になっています。現在のトレードにも適用される考え方なので是非参考にしてみて下さい。

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