来年の確定申告からe-Taxによる電子申告をしないと青色申告特別控除の上限が55万円に減額になるということなので、これを機に電子申告にしようと思いICカードリーダーを購入しました。色々探してみましたが、これが良さそうだったので理由も含めて購入レビューします。
ICカードリーダーPyathen
説明書によるシステムサポート状況
※windows 7/8/10ではドライバダウンロードする必要はなくUSBをパソコンに指すだけで使用可能となります。その他は付属のCD-Rからドライバーをインストールする必要があります。
システムサポート |
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Windows98/Me/2000/NT4.0/XP/CE/Vista/7/8/8.1/10、Mac OSおよびLinux。 |
(Chromebook OSをサポートしていません) |
このICカードリーダーを選んだ理由
商品紹介前に数多にあるICカードリーダーの中で何故このICカードリーダーに決めたかというと、どの商品も総合評価が星4~5なのにもかかわらず、実際の評価内訳を見てみると星1と星5が同じくらいの数になっていました。
星5の理由は「格安でこの機能!確定申告がe-taxで出来ました!」でほとんど、
星1の理由は「読み込まない。使えない。壊れているのこれ?」がほとんどでした。
で、どの商品見てもそんな感じだったので以下のルールを設けて購入を決意しました。
- 余計な機能のないもの(どこが悪いか分からなくなるので)
- 挿入式なもの(カードの読込みが確実であることを確認する為)
- WindowsとMac両方で使えるもの(両方で使いたい)
- 安価であること(ダメなら捨てるので)
レビュー後半「使って見た感想」で、何故こんなにも評価が割れるのかなんとなく分かったので最後まで読んでみて下さい。
ICカードリーダーPyathen 開封!
▼外箱はめちゃくちゃシンプル(無地)
▼開封した写真です。
内容物一覧 |
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ICカードリーダー(Pyathen)本体 |
インストール用CD(直径8cm) |
取り扱い説明書 |
▼詳しく見ていきます。
手の平に乗る大きさでとてもコンパクト。開封時は傷が付かないようにビニールシートが上下に貼っていますが、これはとりあえず邪魔なので剥がします。
シートを剥がすと静電気ですぐに埃が付いてきました。正面カード挿入口左に「Pyathen」のロゴ、少し奥にICチップのマークが付いています。全体的に光沢があってカッコ良いかも。
▼左右の写真です。
横には何も付いていません。傾斜になるように設計されているのでカードの抜き差しはしやすいと思います。
▼裏返した画像です。
小さなゴム版が4か所隅に付いていて滑り止めになっています。
起動の仕方
自分の環境はWindows10(64bit)なので、USBケーブルを指すだけで使用可能となっています。また、MacBook Pro A1502 (2013年製) macOS Catalina 10.15.6 でもUSBケーブルを指すだけで使用可能でした。
マイナンバーカードを挿入してみました。Windosでは挿入するとICチップのマークが赤く光るようですがしばらくすると消えます。消えても通信はしっかりしているのでこれは仕様のようですね。※Macでは消えずに赤く光ってました。
マイナンバーカードが使用できているかチェックする
政府が運営しているオンラインサービス「マイナポータル」があるのでマイナンバーカードが使用できているか確認してみます。
ICカードリーダーにマイナンバーカードを挿入した状態で、ICカードリーダーでログインをクリックすると問題なければログインできますが、マイナンバーカードを初めてオンラインで使う場合は追加プログラムのインストールやブラウザの拡張機能を追加することになります。
ポップアップが出て必要なプログラムや拡張機能の指示が丁寧に表示されるのでその通りに進めてみると良いかと思います。
説明書による追加プログラムの必要性
e-tax利用者はe-taxに必要だというソフト(JPKI、JDK)をインストール必要です。
身分情報や財務情報を読み取る場合、第三者のシステムと連携して使う必要があります。
例えば、財務ソフトや他のソフトをインストールしていないと、自動的に大きなカードの情報を読み取ることができません。
DODおよびUSGユーザーは、サードパーティのCACイネーブラープログラムが必要であることに注意してください。
公的個人認証サービスポータルサイトの「利用者クライアントソフトのダウンロード」ということころから、自分のPCに合わせてソフトをDLする必要があります。 下記サイトです。
使って見た感想
買って良かった!大満足の一言です。
評価が分かれる理由を考察
以下に、なぜ評価に星1が多くつくのかの理由を考察してみました。
追加プログラムインストール・プラグインが必要なのが分からない
ICカードリーダーの評価が大きく分かれるのは、おそらく追加プログラムやブラウザの拡張機能追加が関係していると思います。パソコンの設定によっては、ポップアップが許可されていないと説明が表示されない可能性もありますし、見るブラウザによっても機能しないようですね。
政府関係って何で未だに推奨ブラウザが internet explorer なんでしょうか。最近になってやっとedgeとクロームに対応して来たようですが、これもブラウザ拡張機能は必要。
また、当然のことながらプログラムをインストールしたらパソコンを再起動しなければ機能しません。
マイナンバーカードが条件を満たしていない
マイナンバーカードには電子証明書機能という機能が搭載されていて、これは「署名用電子証明書」と「利用者証明用電子証明書」の2種類からなる物です。
しかしながら、マイナンバーカード申請時にネットでなんか使わないだろうと思い、この機能を「希望しない」にしておくと、当然のことながらマイナンバーカードは機能しないただのプラスチックのカードになっています。
電子証明書機能を搭載して申請し直しましょう。
ICカードリーダーが本当に壊れている
何とも言えませんが、本当に壊れているパターンも多いような気もします。
買い換えるしかないと思います。
私が購入したICカードリーダーは格安で見た目もスタイリッシュで大変満足しています。追加しないといけないプログラムやブラウザ拡張機能はポップアップで表示されますし、仮に表示されなければ政府関連サイトで調べればすぐにわかるので難しくはないと思います。
個人事業主やトレーダーの方も今後 e-tax すると思いますので、この機会にICカードリーダー挑戦してみて下さい。
▼今回ご紹介した商品はこちら
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