パーフェクトオーダーとは?
パーフェクトオーダーとは主に短期・中期・長期の3本の移動平均線を使った分析方法で、それぞれの移動平均線が特定の順番で同じ方向に綺麗に並んでいる状態のことを言います。
▼こちらの記事で移動平均線について理解を深めることができます
上昇トレンドのパーフェクトオーダー
上から順に、短期・中期・長期と移動平均線が上に向いて並びます。
下降トレンドのパーフェクトオーダー
上から順に、長期・中期・短期と移動平均線が下に向いて並びます。
パーフェクトオーダーから分かること
パーフェクトオーダーが確認できる場合、相場に強いトレンドが発生していると判断することができます。このような相場では主に順張り(じゅんばり)を狙ったトレードをします。
▼順張り(じゅんばり)とは
トレンドの方向に合わせて売買をすること
上昇トレンドが確認できるパーフェクトオーダーでは買いのポイントを探してトレードし、下降トレンドが確認できるパーフェクトオーダーでは売りのポイントを探してトレードをすることができます。
▼パーフェクトオーダーを使った売買
売買のポイントとしては、短期移動平均線を少し割り込んで中期移動平均線付近でポジションを取る感じになります。
パーフェクトオーダーのデメリット
パーフェクトオーダーは強いトレンドが発生していることが確認できますが、それが確認できた時にはすでにトレンドが終わりかけていることも頻繁にあります。
上のチャートの赤いエリアでは上昇トレンドのパーフェクトオーダーが確認できますが、その後相場は反転し下降トレンドのパーフェクトオーダーを形成し始めます。
相場ではこのようなことが頻繁に起きるので、使い所を考えて分析する必要があります。
移動平均線の期間の設定について
移動平均線の期間の設定に明確な決まりはありません。
パーフェクトオーダーで分析する場合、主に3本の移動平均線を使うので1本1本の設定に迷うことがありますが、相対的に考えることが重要です。
例えば、短期移動平均線を 5~10 で設定した場合、中期は 25~50、長期は75~100 と言うように狭まりすぎないように設定をします。
短期を 20~25、中期を 50~75、長期を 100~200にしたりと人によって設定は様々です。正解はありませんが、相対的に見てバランスがとれていることが重要なポイントとなります。
▼良い例
短期 5~20、中期 50~75、長期100~200 で相対的にバランスが取れています。
▼ダメな例
短期 5~10、中期 10~20、長期20~30 では期間が狭すぎて分析しにくくなります。
パーフェクトオーダーもだましが多く存在するので、これだけで売買するのは厳しいですが相場分析の基本として覚えてみてください。
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